如嶽祭とは
にょがくさいとは
ちゃせんづか、きゅうすづか
茶筌塚、急須塚
茶筌供養祭、急須供養祭は毎年春、如嶽山福應寺と茶の湯同好会和光会の共催により開催しています。
茶を親しむ私たちは、日ごろの使いふるした茶筌、寸傷した急須を持ち寄り、心から果たした使命に感謝をささげ、懇ろな供養をいたします。
おおぶくちゃ
大福茶
ご来山の方々には、尺余の大茶碗で抹茶を飲み廻し「一味和合」の幸せと福を招く開運の茶儀、大福茶(おおぶくちゃ)と、銘々腕での薄茶を差し上げております。
開催概要
場所:如嶽山 福應寺
開催日:平成31年は3月24日(日)
1
9:30~
開山忌
2
10:30~
茶筌・急須供養祭
引取先:臨済宗 如嶽山 福應寺(ふくおうじ)
富士市今泉6丁目6?38
期 間:平成31年1月~2月末まで
ご使用済みの茶道具をお引き取りいたします。
供養祭にて、一同一心に感謝して弔います。
3
10:30~14:00
お茶席
(1,500円・税込・事前申し込み制)
第1席:開運!大福茶(抹茶各流)
第2席:煎茶(煎茶道静風流)
※それぞれ特製のお菓子付き!
問合先:運営事務局 山大園本店 0545-52-2540
大福茶(おおぶくちゃ)
開運・幸福招来の茶儀式
習わし
一般には元旦から正月15日頃までの間に飲むお茶のことで、昔は茶碗に梅干し・昆布を入れましたが、現在は口取りとして先に食し、抹茶を飲んで縁起を祝うようになりました。
由 来
天皇が服した(飲んだ)ことから皇福茶といわれ、のち幸福をもたらすという意味にかえて、大福茶の字をあてるようになったと言われています。
恒 例
3月第4日曜日、彼岸の年は第5日曜日に開催しています。
醍醐味
尺余の大茶碗に数人分の抹茶を入れて、大茶筌で一度に点(た)てて飲み廻し、一味和合の妙境と大きな服を味わうことに大福茶の魅力があります。
歴 史
茶の禅寺、独創の茶事

道義昂揚
岳南地域とともに
和光会30周年記念事業として、すたれゆく道義の昂揚と岳南地域文化の歴史を飾る後世への遺訓として、此所和光会発祥の如嶽山福應寺に茶筌塚、急須塚を建立しました。

碑 石
急流に洗われ清められた富士川石
碑石はともに富士川の急流に洗われ清められた富士川石を採り、碑面の文字は臨済宗大本山妙心寺管長梶浦逸外老大師に揮毫していただきました。茶筌は高度の技・優れた技術による全き竹、内山一元氏の説に従い茶筌と記しました。
フォト・ライブラリー
動画ライブラリー
晴天に恵まれ、春の日差しが心地よい、爽快な縁日となりました。
福応の 庭に和光の茶筌塚
今に昔の 心成りける
岳心流富士愛吟国風会長
上席師範準総伝 西條心壯 献詠
由来記
福應寺17世住職福田正宗尚、茶舗山大園3代主人渡邊邦雄氏と相計り、茶道普及振興を目的に各流統合の茶の湯同好会和光会を創立す。時に昭和22年4月25日。
茶をたしなむ者総てがお世話になる茶筌の使命に感謝する茶筌供養祭を昭和48年春開催し、以後恒例として続ける。
和光会創立30周年の記念事業として茶筌塚並びに急須塚建立が決まり、茶道愛好者など普(あまね)く心ある方々の浄財により和光会発祥のこの地を選び建立す。
なお福應寺18世福田泰亮和商並びに檀家総代後藤冨作氏、山田由太郎氏、和光会事務局長渡邊邦雄氏等の格別なご尽力を特記す。
昭和50年4月6日
建立委員会
和光会会長 斉藤滋与史
和光会 教授者一同



